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雨の降る外をから眺めていた。
そうしたら突然、ボロッボロのダンボールを脇に抱えた長身の男が目に入った。
四時間くらいずっとダンボールでソリをやっていたらしい。
最初は雨降ってるし絶対嫌だと思ってたんだけど話を聞いているうちにやりたくて仕方なくなった。
ラーサイスはとても気さくでウェルカムモードだったので、ぼくはフードを深く被って外へと飛び出した!

彼が言うには雨の中ダンボールで滑るこの遊びは、レインサーフィンというらしい。
まず最初にお手本を見せてもらった。
酷すぎた。最低。最悪。
泥だらけになって戻ってくるラーサイスの表情といったらなかったね!

そして何度も修正、補強、されてきたダンボール…。
その最終形態が7号。(正式名称が思い出せない。)
ぼくはそれをラーサイスから受け取り、滑ることに。
ラーサイスのぼくを見る目は、期待に満ち溢れていた。
それに騙された。なんだかぼくもやれる気がしたんだよ、あのときは。
けど、酷すぎた。最低。最悪。
ぼくもラーサイスと同じっくらいの泥だらけになっちまったい。

レインサーフィンに手を出す前に、ぼくは彼に言ったことがあったんだ。
ダンボールでレインサーフィンを始めたんだから、ダンボールに自信を持てと…!そこは譲ってはいけないと思ったんだ。
けど、実際手を出してみたら考えが変わった。
ダンボールじゃ駄目です。
それを言ったらいきなり、ラーサイスは綺麗~に膝から崩れ落ちたんだよ!
寒さが膝に来たのか、ダンボール駄目発言がそんなにショックだったのか。うーん。ごめんね、ラーサイス…。
そういえばその後からなんだか妙に様子がおかしくなってたな。

だがしかし!
レインサーフィンの未来は希望に満ち溢れている!
今後の作戦会議をするためにも、とりあえず堂内の暖炉へと非難した。


GalaMate ⇒ ラーサイス
完全版のログなんて誰も持ってないですよね、うっ(;ω;)
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今日は酒場でアルバイト。
洗い物は次から次へとだし、クレームは入っちゃうし、結構ドタバタだった。
ひっくり返されてしまった料理の後片付けをしているところで声をかけられた。
ソランジュはコーヒーを頼んだはいいけれど、ミルクが足りなくて困っていたようだ。
けど砂糖も3個入れたといっていたし、コーヒー牛乳のようなものになっていただろうなあ(笑)
彼女は昨日、お母さんとおばあちゃんと一緒にがぁらへやってきたばかりなんだって。
今日も街を散策している途中だったのに匂いに誘われて酒場に来ちゃったらしい。
明日もふらふらいろんな店に入っちゃうんじゃないのかなあ。
けどそんな風にして街を知っていくんだろうね!
ソランジュががぁらで楽しい日々を過ごせますように。

ぼくの部屋を掃除してくれ、というのは冗談だったのだけど…
その流れから、今度ソランジュが部屋に遊びに来ることになった。
そのときに、おばあちゃん手作りのパイを持って来てくれるそうだ。
なんでも故郷一の味だとか!今から楽しみで仕方ない。ぼくも美味しいものを用意しておこうと思う。

ソランジュとの話に夢中になっていて、洗い物が途中だったことをすっかり忘れていたぼく。
彼女が帰ってから慌てて皿洗いに戻った。


GalaMate ⇒ 汚れたお皿★客★クレーマー★ソランジュ
静かに流れるの音。
そこに腰を下ろす後ろ姿に見覚えがあった。
横から声をかけたぼくに、ジェラルドは数年前に会ったときと変わらない穏やかな声で、久しぶりだねと言葉を返してくれた。
川の謎について軽く語いつつ、ジェラルドに質問を投げ掛けられた。
会いたいひとと会えなくなったらどうする?って。
ジェラルドは今そういう状況らしい。会いたい、っていう願いをあの川に流していたくらいだ。凄く仲の良いひとだったのだろう。
ぼくだったらどうするかなあ?って考えた。
最初は絶対あちこちを探し回ってみるよね。でももしそれでもダメだというのなら、そのひとを信じて待ち続けるしかない。
けど待ってるだけじゃ退屈すぎる。じゃどうするか、自分を磨きながら待つ、という結論に辿りついた。
相手が帰ってきたときに話してやるのよ。きみがいない間にこれだけ沢山のことを身につけたよ、って、成長した自分を見せ付けてやるのだ。
きっと、そんな風に互いの話をしているうちに会っていなかった長い期間が嘘みたいに埋まっていくような気がするの。

と、そんなことを話しているうちに最初は少し元気無さ気だったジェラルドも徐々に笑顔を向けてくれるようになった。
完全リラックスモードのぼくに、いきなりジェラルドが抱きついて来たのには驚いたなあ。
ぼくの中のイメージで、ジェラルドはあまりそういったことをするタイプではないと思っていたからだ。
けどよく考えて見ると、彼女とは沢山のことを語り合っている気がするものの、実はまだ片手で数えられる程度しか会った事がないのが事実だった。
そういう一面を知らなかったというだけなのかもしれない。
猫みたいにじゃれつくジェラルドが凄く可愛く見えて、思わず頭を撫でちゃった。
なんかいつもぼくって撫でられることが多いのだが…逆ポジもありだな?

彼女とはまだまだ話し足りなかった。
だけど続きは、もっと温かい場所に移動してからにすることに。


GalaMate ⇒ ジェラルド
酒場の奥にあるピアノを弾いていた。
とはいっても、片手で弾ける凄く簡単なもの。
おもちゃの鍵盤で小さい頃から弾いていたその曲は、指がしっかりと覚えていた。
最初っからサヴァキに聞かれていたようで驚いた。誰も居ないことを確認したはずだったんだけどね。
拍手までされちゃって凄い恥ずかしかった。

サヴァキは盲目の抜け忍びだった。
目が見えない以外だけでなく、彼は知らないことが沢山あるように窺えた。
楽しいこと、嬉しいこと、笑うこと、全てにおいて疑問符を浮かべていた。
その表情は最初、何も感じていないような無表情なものだったのだが、話していくうちに少しずつサヴァキの表情が変わっていっているような感覚もあった。
まだこの街に来てそう長くはないらしい。
これから沢山の人々に触れて、サヴァキがどんどん沢山の感情を知っていくということを考えるだけで心が弾む。
いつかまた一緒にココアとお茶で語り合うんだ。
最初はこんな風に話していたね、ってなふうに。

サヴァキという人物を知るにはこの時間だけでは足りなかった。
また話す機会があれば、いろいろ聞きたいし、サヴァキも何か今後疑問に思った事があったら、ぼくに聞いてくれれば嬉しいなと思う。

店を出て行く前、
ぼくの頭に乗せられた彼のてのひらは、飲んだココアよりも暖かかいものだった。


GalaMate ⇒ サヴァキ
買ったばかりの星のピアスを片耳だけ落としてしまった。
見つけたいが一心で、広場のあちこちを探していた。
そんなぼくに声を掛けてくれたのがユピテル。
一緒に探すのを手伝ってくれることに。
しかもただ無我夢中で探すってわけじゃあなかったんだ。
光ゴケというものが入っている瓶にユピテルが何か呟くと(魔術のようです。)たちまち瓶が光輝いたの。
よく使われるアイテムらしいんだけど、魔術さっぱりなぼくにゃ、あれを点灯させることすら出来ませんよ。(笑)
けどこのアイテムだけでは終わらず、ユピテルはダウンジングでピアスを探すのに協力してくれたよ。
方法は…まあ簡単に言っちゃえば、ユピテルの持っていた糸にぼくの片耳に残るピアスを吊るす、っていう。
回転する力が強くなればなる程に近くに落ちている可能性が高いってわけだ。
結果、ベンチの下に少し埋もれかけたピアスを発見することが出来た!
もうその瞬間の嬉しさって言ったら表現出来ないね。ベンチに頭をぶつけたと言えば多少は伝わるかな?

ユピテルに感謝をしっかりと伝えたかった。
だから先に名前を聞いて、それからしっかりと御礼を述べた。
ぼくの気持ちがユピテルにも伝わったようで、嬉しかった。

ていうかユピテルは学院の先生でした。びっくりです。
でも言われてみればちょっとお堅い感じが先生という感じを匂わせていたかな。
彼は凄く深いひとである。学院の先生という枠にはおさまらないひとだ。
ぼくは魔術の知識なんて皆無に等しいから、どの話を聞いても凄く新鮮な気持ちになったよ。
本を読んだりして勉強するのはちょっと、いや、結構気が引けるけどー、あーいう形でユピテルの話を聞きながら学ぶのは悪くないかもな?

探すのに随分時間を食わせちゃったし、身体も冷えたし、そして御礼も含め、ユピテルに温かい飲物を御馳走させてもらった。


がぁらめいつ→ユピテル
プロフィール
HN:
トラスナ
性別:
女性
職業:
抹茶娘
自己紹介:
現在地:街
状態:正常。

画像はビルグルくんより。Thanks!
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