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静かに流れるの音。
そこに腰を下ろす後ろ姿に見覚えがあった。
横から声をかけたぼくに、ジェラルドは数年前に会ったときと変わらない穏やかな声で、久しぶりだねと言葉を返してくれた。
川の謎について軽く語いつつ、ジェラルドに質問を投げ掛けられた。
会いたいひとと会えなくなったらどうする?って。
ジェラルドは今そういう状況らしい。会いたい、っていう願いをあの川に流していたくらいだ。凄く仲の良いひとだったのだろう。
ぼくだったらどうするかなあ?って考えた。
最初は絶対あちこちを探し回ってみるよね。でももしそれでもダメだというのなら、そのひとを信じて待ち続けるしかない。
けど待ってるだけじゃ退屈すぎる。じゃどうするか、自分を磨きながら待つ、という結論に辿りついた。
相手が帰ってきたときに話してやるのよ。きみがいない間にこれだけ沢山のことを身につけたよ、って、成長した自分を見せ付けてやるのだ。
きっと、そんな風に互いの話をしているうちに会っていなかった長い期間が嘘みたいに埋まっていくような気がするの。

と、そんなことを話しているうちに最初は少し元気無さ気だったジェラルドも徐々に笑顔を向けてくれるようになった。
完全リラックスモードのぼくに、いきなりジェラルドが抱きついて来たのには驚いたなあ。
ぼくの中のイメージで、ジェラルドはあまりそういったことをするタイプではないと思っていたからだ。
けどよく考えて見ると、彼女とは沢山のことを語り合っている気がするものの、実はまだ片手で数えられる程度しか会った事がないのが事実だった。
そういう一面を知らなかったというだけなのかもしれない。
猫みたいにじゃれつくジェラルドが凄く可愛く見えて、思わず頭を撫でちゃった。
なんかいつもぼくって撫でられることが多いのだが…逆ポジもありだな?

彼女とはまだまだ話し足りなかった。
だけど続きは、もっと温かい場所に移動してからにすることに。


GalaMate ⇒ ジェラルド
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酒場の奥にあるピアノを弾いていた。
とはいっても、片手で弾ける凄く簡単なもの。
おもちゃの鍵盤で小さい頃から弾いていたその曲は、指がしっかりと覚えていた。
最初っからサヴァキに聞かれていたようで驚いた。誰も居ないことを確認したはずだったんだけどね。
拍手までされちゃって凄い恥ずかしかった。

サヴァキは盲目の抜け忍びだった。
目が見えない以外だけでなく、彼は知らないことが沢山あるように窺えた。
楽しいこと、嬉しいこと、笑うこと、全てにおいて疑問符を浮かべていた。
その表情は最初、何も感じていないような無表情なものだったのだが、話していくうちに少しずつサヴァキの表情が変わっていっているような感覚もあった。
まだこの街に来てそう長くはないらしい。
これから沢山の人々に触れて、サヴァキがどんどん沢山の感情を知っていくということを考えるだけで心が弾む。
いつかまた一緒にココアとお茶で語り合うんだ。
最初はこんな風に話していたね、ってなふうに。

サヴァキという人物を知るにはこの時間だけでは足りなかった。
また話す機会があれば、いろいろ聞きたいし、サヴァキも何か今後疑問に思った事があったら、ぼくに聞いてくれれば嬉しいなと思う。

店を出て行く前、
ぼくの頭に乗せられた彼のてのひらは、飲んだココアよりも暖かかいものだった。


GalaMate ⇒ サヴァキ
買ったばかりの星のピアスを片耳だけ落としてしまった。
見つけたいが一心で、広場のあちこちを探していた。
そんなぼくに声を掛けてくれたのがユピテル。
一緒に探すのを手伝ってくれることに。
しかもただ無我夢中で探すってわけじゃあなかったんだ。
光ゴケというものが入っている瓶にユピテルが何か呟くと(魔術のようです。)たちまち瓶が光輝いたの。
よく使われるアイテムらしいんだけど、魔術さっぱりなぼくにゃ、あれを点灯させることすら出来ませんよ。(笑)
けどこのアイテムだけでは終わらず、ユピテルはダウンジングでピアスを探すのに協力してくれたよ。
方法は…まあ簡単に言っちゃえば、ユピテルの持っていた糸にぼくの片耳に残るピアスを吊るす、っていう。
回転する力が強くなればなる程に近くに落ちている可能性が高いってわけだ。
結果、ベンチの下に少し埋もれかけたピアスを発見することが出来た!
もうその瞬間の嬉しさって言ったら表現出来ないね。ベンチに頭をぶつけたと言えば多少は伝わるかな?

ユピテルに感謝をしっかりと伝えたかった。
だから先に名前を聞いて、それからしっかりと御礼を述べた。
ぼくの気持ちがユピテルにも伝わったようで、嬉しかった。

ていうかユピテルは学院の先生でした。びっくりです。
でも言われてみればちょっとお堅い感じが先生という感じを匂わせていたかな。
彼は凄く深いひとである。学院の先生という枠にはおさまらないひとだ。
ぼくは魔術の知識なんて皆無に等しいから、どの話を聞いても凄く新鮮な気持ちになったよ。
本を読んだりして勉強するのはちょっと、いや、結構気が引けるけどー、あーいう形でユピテルの話を聞きながら学ぶのは悪くないかもな?

探すのに随分時間を食わせちゃったし、身体も冷えたし、そして御礼も含め、ユピテルに温かい飲物を御馳走させてもらった。


がぁらめいつ→ユピテル
暖炉の前でガッチガチに震えている娘を発見。
思わず自分の冷えた手をティトゥの首に回してしまった。
物凄く叫ばれちゃって、ライブラにも気づかれた。

2対1でライブラと暖炉を取り合いながら気づいたことがあるかもしれない。
ライブラは実は素直じゃないんじゃないかという部分だ!
ていうかよく考えれば自然とそこに辿り付くものなのかもしれないが、
ライブラのことなんて深く考えることもなかったので気づきもしなかった(笑)
彼はきっとみんなと仲良くしたいんだけど、素直にそれを表現することが恥ずかしくて変な行動に出ちゃうんじゃないの?と思った。
その表現方法が半端なさすぎるのが事実だが…。
ライブラは超動揺しながら否定して、聖堂の窓という窓を開けまくっていたけどね。アハハ。
今後はもうちょっとライブラ観察をしてみようと思う…。

謝ったら罰ゲームというのがずっと続いているということをすっかり忘れていたんだ。
最後の最後で謝ってしまったぼく、迂闊…!
特大パフェを奢るはめになった。
まあ、ティトゥはまだこの街に来てそんなに日が経ってないようだし、良い思い出の一つになるのならいいか、ということにするTーT


がぁらめいつ→ティトゥ★ライブラ
昨日借りた本を返しに図書館へと。
まひるとその友達、ブルーステイという学院の先生を見つけたのでさり気なく会話に混ざる。

ぼくはジャム以来、何か作ることにちょっとハマッたので今度はお菓子レシピを借りてこうと思っていたわけだ。
それを言ったら、二人が一緒に探してくれるっていうから有難い。
この図書館広すぎてもう何が何だかわかんないんだもの。イライラしちゃうッ。
バレンタインには何を作ろうかと言う話になる。
湯銭で溶かしたやつとか、生チョコ、トリュフ、などなど。
2人が言うには、湯銭でやるチョコレートはあんまり美味しくないらしい。凄いかたくなるとかなんとか。
それを聞いたら湯銭のには手を出せないよね!?
それでんじゃトリュフ作るかということになった。
初めての試みなのにいきなりトリュフでレベル高いけど、目標は高めに掲げた方がいいというしね?
まひるも友達に作るそうなので一緒に材料を買いに行って練習も一緒にやることにした。
一人でやるよりも楽しいし、いろいろアドバイス聞けそうで頼もしいや。

けどその前に昼食ターイム。


がぁらめいつ→★まひる★ブルーステイ
プロフィール
HN:
トラスナ
性別:
女性
職業:
抹茶娘
自己紹介:
現在地:街
状態:正常。

画像はビルグルくんより。Thanks!
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